武蔵野で働く制作進行の毎日をちょっとのぞいてやって下さい。
がっちりスクエア−に組んだプラネットの制作は4人編成。。
今日はその制作のつら楽しい1日を少しだけ紹介したいと思います。
制作という仕事をちょっぴりでも理解していただければ幸いです。
武蔵野で働く制作進行の日記
さあ!いざ出陣じゃ。 世の中の常識を打ち破り、11時出勤_
あらら、もうみんな揃ってるじゃないの。
今日もがんばるぞ-と心の中でそっとつぶやきながら、
まずは、本日の回収や納品のチェックをするのだ。
おっと、玄関横のボックスのチェックが先だった。
色々カットが入ってるなあ。 他の会社の制作の方たちも、
夜遅くまでごくろうさまです。
今日はどんな一日になるのかなあ・・・ハプニングは起きないでね。
予定通り物事はこんでねっと。
さて、次にとりかかる事は・・・・・・あっそうだった、3時に演出さんが
「レイアウトチェック」をするんだった。 段取り〜段取り〜
上がったレイアウトを制作進行表につけてっと、演出さんの机の上に
用意しておこう。 50カットもあったじゃないか、満足満足・・・・・
なんて満足しとるとえらい事になったりするからね*****
心引き締めていかなきゃ。
演出さんには上がったカット全部だして欲しいけどな、そうすれば
作監さんに大きな顔して持っていけるよ・
強気にでれるジャン。前進あるのみ@@@出発進行
その前にアニメ−タ−に催促の電話だ。
「もしもし、プラネットのポッキ−でしゅ。レイアウト上がりは
どうでしょか?」 「えぇぇぇぇ、1カットをぉぉぉぉぉ、もう少し何とか
ならんでしょか?」 何ともならないのねえぇぇぇぇぇ〜〜〜
しょうがない、気を取り直して、社内のアニメ−タ−さんたちに
頼りましょうか・・・・・。 「レイアウト、レイアウト、レイアウトの回収に
参りました。宜しくお願いいたします。
制作は、東国原知事の選挙お願いみたいなものなのだ。
アニメ−タ−さんに「宜しくお願いします」、演出さんに「宜しくお願い
しま-す。」 作監さんにも、撮影さんにも、背景さんにも^^^^^^^^^
一日中お願いして廻ってるよ。まあ、さすがに握手はしないけど。
でもね。社内のアニメ−タ−さんからは結構きちんと上がってくる。
それがすくいだ。 まあ、随分上がってるっす。予想以上だ。
いつもアリガトネ!!感謝しとるとです。
これで、今日のノルマはどうやら達成かな! う・れ・し・い・な・
制作って仕事の範囲が本当に広い。何でも屋だ。
だからこそ、エンタティンメントな人じゃないとやっていけない。
「冷静な判断力」 「断固とした決断力」 「速やかな行動力」
「大いなる協調性」、おっと忘れてはいけない「十分なる報酬」だ。
いやいや待て待て、現実はそう甘くない〜
アニメ界の常識は世の中の常識をはるかに超えてんだからさあ。
報酬も世の中の常識をはるかに超えてほしいよ。
超えさせようっていう風説はないの?? もらった給料想定外
なんてことがあるわきゃないよなあ。
さあ、もう一度気を取り直そう。気をしっかり持って、撮影にカットを
入れようではないか・ カッティングまで、もう1週間しかない。
カッティングが終わったらアフレコが待っている。
アフレコは制作の仕事の中では楽しいナンバ−ワンだから
少しだけ心の洗濯さあね。 それにしても声優ってほんとうまいわ。
ピッタシ合うもんなあ。まあ、プロっちゅうことだわね。
アフレコが終わると、次のイベントはダ・ビ・ン・グ・。
アニメ界以外の人たちのために言っとくけど、ダビングっていうのは
出来上がった映像デ−タにセリフやら効果音やら入れて
ミキシングする事なのだ。あら、知ってたのね、すまんでした。
制作の仕事で重要な事がまだあったのだ。 コピ-トリ・・
どんなトリじゃ!じゃなくて、カッティング前やダビング前に
素材作りをするんだけど、この時に大量のコピ−をとる。
それはそれはものすごい枚数・・
<資源を大切に>っていう世界的スロ−ガンを物ともせず!
アニメ業界の年間コピ−枚数って、富士山くらいの高さになったりして。
そりゃありえんわ・高尾山くらいか・・なんて事を考えつつコピ−を
しとりましたら、時計の針は6時を廻っとりました。
これから昼飯?ですわ-。 松屋かファミマか99ショップか・・・・・
悩みますぅ。 ううう-----ん、結論が出ん。
ともかく外に出て、いい空気吸って(幹線道路前じゃが)、深呼吸でも
しようぞ。散歩しながら、気の赴くままに店に入ればいいさ。
おっと、松屋の前で自然に足が止まったのはいかがなものか!
ひとまず考えよう・・・決めようぞ!松屋じゃ。
豚丼?牛丼?ちょっとはずしてカレ−ってのもありかあ!
今日の気分に合わせてっと・・・と思ったが、やっぱ制作には
豚丼ってのが定番だなあ。
いつもながらの松屋・・うまかったぁ。判断に誤りはなかった。
「困った時の松屋」だのみってのは、男なら常識だね。
さて、帰りましょうか。空には星が出てるじゃない。
「宇宙に関する考察」なんて考えちゃうと、長くなりそうだから
やめまして・・・っと。 そういえば、会社の回りには食べ物屋って
少ないなあ。ラ−メン定食屋が5軒、ソバ屋が2軒、ファミマに
ampmにセブンイレブンに99ショップかあ! 数えてみると、
以外にあるじゃん。 そうそう、ここ三鷹にはアニメ会社が結構
あるんだけど、横のつながりってのがないねえ。
ちょっとこりゃさみしいねえ。この事は今後の課題として
頭の片隅に置いておこう。
さてと、会社に帰って、作監さんの家に行きましょか。
そのあとにアニメ−タ−さんの家にも寄らねば。
他の制作隊員にも外回り手伝ってもらわなきゃ。杉並・練馬方面は
お願いしましょ。それはそうと、遠方のアニメ−タ−さんには宅急便で
やり取りってのはアニメ界に入って始めて知った。
南は沖縄、北はさすがに国後島ってのはないなあ!
今ちょっと考えたら、沖縄はあるけど、北海道ってのはないねえ。
日本全国津々浦々って思ったけど、意外と範囲狭いわ。
もう少し営業せんとね<<<<<何の営業?
話変わるけど、最近女性の制作って多くなってきたねえ。
どこの制作会社にも一人や二人はいる。小声で言うけど、割と楽しみ
なのね 案外***の人もいたりして・・・
それに比べて男ってのはムサイワ!来なくてもイイヨ!って
俺もそう思われてんだね。
三鷹の街を観察しつつ、色々な考察なんぞふまえながら帰社したら
みんな真剣な仕事への取り組み!雑念を振り払い、もう一仕事
しようざ。俺はがんばる。これからの仕事人生は長い!
「人生ってあっという間」と先輩たちは言うけど、まだ解からないよ。
アニメ界に就職したのも、何となく決めたんじゃない。
ちゃんと将来目標持ってンのよ。
制作の仕事は演出家の助手でもあるし、作品の管理運営委員でも
ある。制作から演出になるっていう人もいるし、制作ROADを長く歩く
人もいる。演出家になってそれから監督になるっていうのは
LONG DRIVEかもしれないけど、それに向けて着々と進んで
いこうにゃ。あせらずにあせってがんばるさ。
アニメ界は待遇の面とかで、色々と巷では言われてるけど、
やはり「何かを創る」ってのは魅力あることだよ。
出来上がった作品を見ると、全部自分で作った気になっちゃうよ。
そりゃあ*うれしいもんだぜ。醍醐味ってやつだね。
制作こころざしてる後輩たちよ---続けよ俺に---
目標に向って右肩上がりに飛ぶ矢!ステルス矢って呼ぼうかな。
みんな、最後まで読んでくれてありがと。
武蔵野から愛を込めて/ from Musashino with love.
おわり